治療効果

血圧を下げれば、血管の傷み方が違う

高血圧を治療しないでほうっておく、動脈の傷つき方が早く、脳卒中や心筋梗塞にかかります。この動脈系の傷みは全身一様におこるわけではありません。
高血圧以外の因子とのからみで、傷みやすい部位はそれぞれ違っています。しかし生命をおびやかす動脈の傷みというと、脳と心臓と腎臓で、高い血圧を下げないでほうっておくとたいへんな結果になるのです。それでは、血圧を下げたらどのくらいメリットがあるのかというと、とにかく心不全、脳卒中、腎臓障害はみごとに予防されます。

欧米では、血圧を下げても心筋梗塞や急性心臓死は思ったほど減らないといっていますが、こういった病気は高血圧以外に発病を進める因子がたくさん関係していて、特に栄養過多の欧米では、血圧を下げただけでは焼け石に水のようなものですから、それは当然の話です。
この点については、「日本人に生まれてよかった」ということができましょう。というのは、現時点の日本人は、コレステロール値も血糖値も、欧米並みに達してはいないからです。つまり血圧を下げる効果は、それだけ大きい意味をもっているということです。

治療を中断すると逆効果

ところで欧米では、最小血圧が90~114mmHgという場合、治療しないていると、5年間で50%も脳や心臓の病気が発生しますが、これをきちんと治療していると、18%におさえることができるという調査がなされています。

日本人についての調査でも、きちんと治療を続けている人は、脳や心臓の事故をおこしにくくなることがわかっています。ただここで問題となるのは、かってに治療を中断してしうと、かえって脳や心臓の事故がおこりやす〈なるということです。つまり高血圧の治療が必要だと判断された場合は、長期にわたって治療を続ける必要があるという結論です。

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